そもそも同人イベントで「差し入れ」って渡していいの?
同人イベントに初めて一般参加するとき、「好きな作家さんにお礼がしたいけど、差し入れって迷惑じゃないかな…?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、差し入れは「マナーを守れば大歓迎」というサークルがほとんどです。
ただし、渡すものや渡し方を間違えると、善意が裏目に出てしまうこともあります。
この記事では、「何を渡すと喜ばれるのか」「何がNGなのか」「どうやって渡すのがスマートか」を、サークル参加経験者のリアルな声をもとに徹底解説します。
差し入れで「作家のモチベ」は確実に上がる
X(旧Twitter)上では、イベント後に「差し入れいただきました!」と感謝の投稿をする作家さんが数多く見られます。
特に個人で活動している同人作家にとって、わざわざスペースまで来て声をかけてくれること自体が大きなモチベーションになります。
「自分の作品を好きでいてくれる人がいる」と直接感じられる数少ない機会が、即売会なのです。
ただし「暗黙のルール」を知らないとトラブルに
一方で、アレルギーの問題、衛生面のリスク、荷物の持ち帰り負担など、知らないと相手を困らせてしまうポイントも実は多いのが差し入れの世界です。
「喜ばせたくて渡したのに逆効果だった…」とならないために、この記事でしっかり押さえておきましょう。
【鉄板】作家が本気で喜ぶ差し入れ5選
まずは「これを渡せば間違いない!」という、作家に喜ばれる差し入れの鉄板を紹介します。
1. 個包装のお菓子(市販品が最強)
差し入れの大定番が個包装の市販お菓子です。
個包装が最強である理由はシンプルです。
- 衛生面で安心:未開封なので、もらう側の心理的ハードルが低い
- アレルギーの確認ができる:パッケージに原材料が記載されている
- 分けやすい:売り子さんや合同スペースの仲間にもシェアしやすい
- 持ち帰りやすい:嵩張らず、荷物の隙間に入る
具体的には、カントリーマアム、キットカット、ハーベスト、ルマンドなどの定番お菓子がハズレません。
コンビニやスーパーですぐに買えるのも、当日でも準備できるという意味で大きなメリットです。
夏場の注意点:チョコレート系は会場の暑さで溶けることがあります。夏コミなど暑い時期は、グミ、おせんべい、飴など溶けないものを選びましょう。
もう少しオリジナリティのある差し入れを考えている方は、1個から写真やイラスト入りのお菓子を作れる業者もあります。詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
▶ 【1個から】写真入りオリジナルお菓子が作れる業者!バレンタイン・推し活に
2. ペットボトル飲料(蓋ができるものが鉄則)
同人イベントの会場は空調が弱いことが多く、特に夏場は汗だくになります。
そんなとき冷たい飲み物をもらえると、本当に助かるという声は非常に多いです。
選ぶときのポイントは「蓋ができるかどうか」。サークルスペースには本や同人誌が並んでいるため、万が一倒れても中身がこぼれないペットボトルや缶が安心です。
おすすめはお茶や水など、万人受けするもの。エナジードリンクは「カフェインが苦手」という方もいるので、相手の好みが分からない場合は避けた方が無難です。
予算目安:150円〜200円程度。コンビニで1本買うだけなので、お菓子との組み合わせにも最適です。
3. 「推し」へのファンレター・メッセージカード
実は、物よりも「手紙」が一番嬉しいという作家は非常に多いです。
「読みました」「好きです」「次の作品も楽しみにしています」——たったこれだけの一言が、作家の創作活動を支える大きな力になります。
凝った便箋を用意する必要はありません。100均のメッセージカードに2〜3行書くだけで十分です。
封筒に入れて渡すと、サークルスペースの目の前で開封する必要がなくなるので、お互いに気が楽です。
注意:ファンアートを渡す場合、二次創作のジャンルによっては「他人の絵を受け取ること自体がプレッシャーになる」ケースもあります。相手の反応を見ながら、無理に押し付けないようにしましょう。
4. ウェットティッシュ・汗拭きシートなどの「消耗品」
「意外だけど実はめちゃくちゃ助かる」と声が多いのが、消耗品系の差し入れです。
サークル参加者は搬入で汗をかき、本の取り扱いで手が汚れ、食事をとる暇もないまま一日を過ごします。そんな中でウェットティッシュや汗拭きシートをもらえると、本当にありがたいのです。
季節に合わせた差し入れも喜ばれます。
- 夏:冷却シート、瞬間冷却パック、塩分タブレット
- 冬:使い捨てカイロ、のど飴
- 通年:ウェットティッシュ、目薬、リップクリーム
「嵩張らない」「すぐ使える」「好みに左右されない」という三拍子が揃った、実はかなり優秀な差し入れカテゴリーです。
5. 特別感のある「オリジナルパッケージお菓子」
「市販品だと味気ない」「推しの作家にもっと気持ちを込めたい」という方には、パッケージをオリジナルでデザインできるお菓子がおすすめです。
たとえば「DECOチョコ」なら、誰もが知るチロルチョコのパッケージを自分でデザインして注文できます。
推しキャラのイラストや、作家さんへの感謝メッセージをパッケージにプリントすれば、世界に一つだけの差し入れの完成です。
もらった側も「わざわざ自分のために作ってくれたんだ」と感じて、嬉しさが倍増します。WEB注文のみの限定品なので、特別感も抜群です。
【NG】作家が実は困っている差し入れ・行動リスト
善意からの差し入れでも、作家さんを困らせてしまうケースがあります。以下のリストに当てはまるものがないか、事前にチェックしておきましょう。
手作りの食べ物(衛生面・アレルギーのリスク)
手作りクッキーや手作りケーキは、気持ちは嬉しいのですが、「誰が・どんな環境で作ったかわからない」という点で食べるのに抵抗がある方が少なくありません。
アレルギーの有無も確認しづらく、万が一体調を崩した場合の対応も難しいです。
どうしても手作り感のあるものを渡したい場合は、先ほど紹介したDECOチョコのように「パッケージだけオリジナルで中身は市販品」という方法が安心です。
生もの・要冷蔵のお菓子(保管場所がない)
ケーキ、プリン、生チョコ、フルーツなど要冷蔵の食品は、イベント会場には冷蔵庫がないため、傷んでしまう危険があります。
特に夏場のコミケ会場は30度を超えることもあるため、常温保存可能なお菓子を選ぶのが鉄則です。
大きすぎる・重すぎるもの(搬出の負担)
サークル参加者は、在庫の同人誌やグッズ、設営用品などですでに荷物がパンパンの状態です。
ぬいぐるみ、花束、大きな箱菓子などは見栄えはしますが、「持って帰れない」という現実的な問題が発生します。
差し入れは片手で持てるサイズを目安にしましょう。紙袋1つに収まるくらいがベストです。
サークル参加者の荷物事情について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
香りが強いもの(同人誌に匂いが移る)
香水、アロマキャンドル、入浴剤、匂い付きの文房具など、香りが強いアイテムは要注意です。
スペースに置いておくだけで、同人誌や在庫のグッズに匂いが移ってしまうことがあります。
匂いが付いた同人誌は販売に支障が出ることもあるため、作家にとっては「嬉しいけど正直困る」差し入れの筆頭です。
高額すぎるプレゼント(気を使わせてしまう)
差し入れの相場は数百円〜1,000円程度が一般的です。明らかに高額なものは「お返ししなきゃ」とプレッシャーを与えてしまいます。
差し入れは「感謝の気持ち」を伝える手段です。金額の大きさ=気持ちの大きさではありません。
相手に気を使わせずに「あなたの作品が好きです」と伝えることを最優先にしましょう。
差し入れの「渡し方」マナー完全ガイド
「何を渡すか」と同じくらい大切なのが「どう渡すか」です。スマートな差し入れの渡し方を、タイミング・声かけ・注意点に分けて解説します。
タイミング:作品を購入した「後」がベスト
差し入れを渡すベストタイミングは、作品を購入したときに一緒に渡すのが自然でスマートです。
「新刊ください!あと、よかったらこれも受け取ってください」——この一連の流れなら、お互いにぎこちなくなりません。
開場直後の混雑時は、他の参加者の妨げになるため避けましょう。長蛇の列ができているサークルの場合は、先に購入だけ済ませて、空いたタイミングで改めて渡しに行くのがおすすめです。
声かけ:「いつも作品楽しんでいます」の一言でOK
緊張して何を言えばいいかわからない…という方も安心してください。
「いつも作品楽しんでいます、よかったらどうぞ」——本当にこの一言で十分です。作家にとっては、これ以上ない最高の言葉です。
逆に気をつけたいのは以下のケースです。
- 無言で置いて去る:不審物と間違えられることも。必ず一声かけましょう
- 長話をする:他のお客さんの妨げになります。伝えたいことは手紙に書くのがベスト
- 個人情報を聞く:本名や住所は聞かないのがマナーです
注意点:アレルギーへの配慮を忘れずに
食べ物の差し入れで最も注意すべきはアレルギーです。相手のアレルギー情報は通常わからないので、「市販品の個包装」であることが最大の防御策になります。
パッケージに原材料が書いてあれば、受け取った側が自分の体質に合うかどうか判断できるからです。
手紙を添えられるなら、一言「○○(お菓子名)です。お口に合えば嬉しいです」と書くのもスマートです。
アレルギーのリスクが怖い場合は、そもそもドリンクか消耗品(ウェットティッシュなど)を選ぶのが最も安全です。
【予算別】差し入れアイデア早見表
「結局何を買えばいいの?」という方のために、予算別の差し入れアイデアをまとめました。
| 予算 | おすすめアイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 〜300円 | ペットボトル飲料 / 個包装チョコ / 汗拭きシート | コンビニで当日買えるお手軽差し入れ |
| 〜500円 | 小箱クッキー / ゼリー飲料セット / ウェットティッシュ+飴 | ちょっとした「気持ち」を伝えるのに最適 |
| 〜1,000円 | DECOチョコ(オリジナル)+手紙 / お菓子詰め合わせ+ドリンク | 特別感のあるオリジナル差し入れにも挑戦 |
3,000円や5,000円といった高額な差し入れは、かえって相手に気を使わせてしまいます。上限は1,000円を目安にして、気持ちを形にしましょう。
差し入れに「推しへの想い」をさらに込めたいなら、チロルチョコをオリジナルパッケージで作れるDECOチョコがおすすめです。スマホの写真を使って簡単にデザインできます。
まとめ:差し入れは「気持ち」が9割。マナーを押さえて推しに想いを届けよう
差し入れの正解は「高価なもの」でも「凝ったもの」でもありません。
作家が一番嬉しいのは、「自分の作品を好きでいてくれる人が、わざわざ会いに来てくれた」という事実そのものです。
迷ったら「個包装の市販お菓子+一言メッセージ」。これが最強の差し入れです。
この記事のポイントをおさらいしておきましょう。
- 差し入れはマナーを守れば大歓迎されることがほとんど
- 個包装・常温保存・片手サイズが三大鉄則
- 手作りの食べ物・香りが強いもの・高額品はNG
- 渡すタイミングは購入時が自然、声かけは一言でOK
- 予算は数百円〜1,000円で十分
あなたの「好き」の気持ちが、きっと作家さんの次の作品につながります。マナーを押さえて、楽しいイベント参加にしてくださいね!