「色がくすむ…」を回避!RGB入稿できる印刷所&CMYK変換の罠と対策

「画面ではあんなに可愛かったピンクが、届いたらドブ色だった…」

これは、初めてオリジナルグッズを作るときに最も多い失敗です。せっかく時間をかけてデザインしたのに、届いたグッズを開けた瞬間に絶望した経験はありませんか?

私も何度も経験があります。「印刷所のミスじゃないか?」と疑いたくなりますが、実はこれ、「色の決まりごと」を知らないと100%避けられない罠なんです。

結論:くすむのは避けられないが、この3つの方法で回避できる

  1. 最初から「CMYK」で作る(確実)
  2. 「RGB入稿」が得意な印刷所を使う(神)
  3. くすむ色(蛍光・シアン系)を避ける(自衛)

この記事では、なぜ色が沈んでしまうのかの理由と、スマホで作ったRGBデータのまま鮮やかに印刷できる「神業者」を用途別に紹介します。

なぜデータと色が違うの?「RGB」と「CMYK」の罠

RGBは光の三原色(画面用)、CMYKはインクの四原色(印刷用)です。RGBの方が表現できる色の幅が広いため、印刷機(CMYK)では再現できない「鮮やかな色」が、強制的に「一番近い濁った色」に変換されてしまう現象が起きます。

簡単に言うと、「絵の具で蛍光ピンクは作れない」のと同じことなんです。画面の中の光っている色は、インクを混ぜても物理的に再現できません。

【図解】理論より実例!「死ぬ色」はこれだ

RGBとCMYKの比較図:左のRGBは鮮やかな魔法少女だが、右のCMYKは色がくすんで沈んでいる
左が画面上の色、右が印刷後の悲しい現実です。

画像を見てください。特に「死ぬ(くすむ)」のが以下の色です。

  • 蛍光色・ネオンカラー(一番くすむ)
  • 鮮やかなピンク・マゼンタ(あずき色になる)
  • 明るい水色・シアン(青が濁る)
  • 輝くような黄緑(枯れ草色になる)

これらの色を多用していると、印刷したときに「あれ?なんか全体的に暗い…」という仕上がりになります。

スマホ勢必見!Canvaとアイビスで失敗しない設定

「PCなんて持ってない!スマホで作りたい!」という方が大半だと思います。スマホアプリの代表格、Canvaとアイビスペイントでの対策をお伝えします。

Canva無料版の罠!PDF書き出しでの強制変換

スマホ画面と印刷物の比較:バックライトで輝くスマホ画面と、反射光で見える印刷物の色の差
スマホ画面は「光」で光っているので、紙よりも遥かに鮮やかに見えてしまいます。

Canvaは神アプリですが、無料版には大きな罠があります。それは「RGBでしか保存できない」こと。

無料版でPDF書き出しをすると、印刷業者の機械を通る瞬間に強制的にCMYKに変換されます。つまり、「どんな色になるか完全に運任せ」なんです。

対策は以下の2つです。

  • くすむことを想定して、少し「彩度」を上げておく(勘頼みですが、やらないよりマシ)
  • 有料版(Canva Pro)の「CMYK書き出し」を使う(確実)

失敗したくない大切なグッズなら、1ヶ月だけ有料版を使ってCMYKで書き出すのが一番の安全策です。

https://antigravity.jp/surita/canva-goods-design-template

アイビスペイントなら「CMYKプレビュー」を使え

スマホのお絵かきアプリで最強なのがアイビスペイントです。なぜなら、スマホアプリなのに「CMYKプレビュー」機能があるからです。

「表示メニュー」→「カラーモード」から「CMYK」を選ぶだけ(※有料機能の場合あり)で、塗っている最中に「印刷後はこんな色になりますよ〜」という現実を見せてくれます。

これを見ながら色を調整すれば、「届いてガッカリ」は確実に防げます。

【用途別】RGBデータでも鮮やか!発色が良いおすすめ業者

「理屈はわかったけど、調整とか面倒くさい!このデータそのままで綺麗に印刷してくれ!」

わかります。そんなワガママを叶えてくれる、「RGB入稿の再現性が高い(発色が良い)」神業者を用途別に厳選しました。

【同人誌・イラスト集】表紙の発色なら「同人誌印刷ペンタロー」

同人誌の表紙や、イラストカードを作りたいならここ一択です。

同人誌印刷ペンタローを見てみる

  • 推奨ユーザー:同人誌の表紙、ポストカード
  • 理由:最新のオンデマンド機で「RGBカラー再現」に特化しており、「RGB入稿推奨」を謳っています。デジタルイラストの鮮やかなピンクや水色も、かなり維持して印刷してくれます。

【ポスター・カレンダー】一枚絵の美しさなら「カレンダー研究所」

お気に入りの写真やイラストを大きく印刷して部屋に飾りたいなら、ここが最強です。

カレンダー研究所を見てみる

  • 推奨ユーザー:A3カレンダー、ポスター
  • 理由:通常の4色(CMYK)ではなく「7色インク」を使っています。補色インクを使うことで、CMYKでは出せないRGBに近い広色域が出るため、空のグラデーションなどが圧倒的に綺麗です。

【アクスタ・スマホケース】グッズなら「ME-Q」「Up-T」

アクリルスタンドやスマホケースなど、いわゆる「グッズ」を作りたい場合です。

ME-Q(メーク)を見てみる

Up-T(アップティー)を見てみる

  • 推奨ユーザー:アクスタ、キーホルダー、スマホケース
  • 理由:これらは基本CMYK変換されますが、最新のUVプリンターを使用しているため、昔の印刷より格段に発色が良いです。「完璧なRGB再現」ではありませんが、許容範囲内に収まることが多く、何より1個から安く作れる手軽さが魅力です。

【重要】アクスタを作るなら「白版」を忘れずに!
CMYKのくすみとは別に、初心者がやりがちなミスが「白版(ホワイト)」の指定忘れです。
透明な素材にそのままカラーを印刷すると、色が透けて薄〜く見えてしまいます。
ME-Qなどで作るときは、必ず「白版あり(背景を白く塗る)」設定になっているか確認しましょう。これで色がパキッと出ます。

まとめ:用途に合わせて業者を使い分けよう

完全に「画面通りの色」にするのは物理的に不可能ですが、近づけることは可能です。

まずは自分の作りたいものに合わせて、賢く業者を選んでみてくださいね。

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